Thursday, April 28, 2016

Japanese 28/4/2016

# 今週は正教会の聖週です。日曜日には多くの人々が棕櫚の日曜日を楽しく祝いました。あと数日で復活日の祝いです。残念なことに、西岸地区に住む多くのパレスチナ人クリスチャンにとっては、これら多くの祝祭、礼拝が行われるエルサレムに入るための許可書を取ることは困難です。ユダヤ人の聖週である過越祭と重なって、なおさら困難になっています。
すべての人の神よ、正教会の兄弟姉妹と共にキリストの死を思い起こし、キリストの輝かしい復活を祝います。また、二つの宗教の祝日が重なって、喜びと平和で満たされるのではなく、恐れと移動の制限が引き起こされていることを悲しみます。どうか互いをこの地上に来たるべき御国の民として見ることができるように助けてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# イスラエル政府は、新たに不法な入植地を、分離壁の外側、西岸地区に建設することを決定しました。1690軒の住居用、産業用の建物が建てられます。それによって東エルサレムは西岸地区に住むパレスチナ人からさらに隔てられることになります。パレスチナ人は東エルサレムを首都とすることを望んでいますが、この入植地建設はそれをほとんど不可能にしてしまいます。
正義の神よ、さらに多くのパレスチナの地が不法な入植地の建設とその拡大のために奪われるのを、怒り、苛立ちながら、わたしたちは見ています。なんとかして希望を保とうとしながらも、どうすればよいのか分かりません。どうか聖霊を送り、この闇の日々を歩むわたしたちに伴わせてください。トンネルの終わりには光があることを思い起こさせてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 5月30日にフランスが各国外相を招いて準備会議を開催します。これは予定されている平和サミットに先立つもので、準備会議にはパレスチナの代表もイスラエルの代表も出席しませんが、両者が合意できるような二国家解決に向けた基礎作業が行われる予定です。
憐れみ深い神よ、わたしたちは慎重になりながらもフランスの取り組みがもたらすかもしれない結果について希望を抱きます。どうか5月30日の会議に出席する人々と共にいて、彼らの心を開き、政治や権力によって見るべきものが見えなくならないように助けてください。平和サミットに出席する人々を励まして、すべての人の益になるように行動させ、この地に持続する平和がついにもたらされるように解決を見いださせてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 4月22日に、サビール・ナザレは女性のグループでハイファの旧市街を歩き、ナクバ(1948年のイスラエル建国時にパレスチナ人が故郷を追われ、失った出来事)を記念しました。4月22日はハイファが占領された日であり、その日に土地と家を追われた人々のことを思い起こすことには大きな意味があります。
神よ、善いことも悪いことも思い起こす力を与えられていることを感謝します。先人たちの経験した痛みを忘れることがないように、これからも記念し続けることができるようにしてください。彼らの経験と働きから学び、不正義が繰り返されない未来を創り出すことができるようにしてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください

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