Wednesday, December 27, 2023

Japanese Wave of Prayer 18th-22nd of December, 2023

 ※ この「祈りの波」は、毎週木曜日の正午、東エルサレムのサビール・エキュメニカル解放神学センターの祈祷会でささげられている嘆願です。名称には祈りが波のように世界中に広がるようにという願いが込められています。

#ガザでの戦闘は激しくなるばかりですが、気温が下がり、激しい降雨で水が氾濫し、人道的危機が悪化しています。UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)によるとガザの中部および南部で国内難民用の仮設テントに収容人数の9倍の190万人が入っています。それに加えて病気が広まっていて、保健当局によると仮設テントでは下痢、インフルエンザ、髄膜炎、シラミなどの衛生状態に関わる問題を含む36万件の感染症のケースが報告されており、食糧難のために毎日1500件程のの腸疾患のケースが報告されているということです。全能の神よ、ガザにいるあなたの民が経験している病いと苦難を思い、つらい思いであなたに呼びかけています。おお主よ、これはいつまで続くのですか。あなたは人としてお生まれになり、痛みや身体の患いを負うことがどういうことかを知っておられます。患っているすべての人に癒やしをもたらしてください。避難場所を探しているすべての人をお守りください。停戦を、あなたの完全なる正義によってしか実現しない癒やしを、お与えください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月16日、二人のクリスチャンの女性、ナヒーダ・アントンとその娘サマール・アントンがガザの聖家族教会の敷地内を歩いていたところ、イスラエル軍の射撃手に射殺されました。他に、敷地内に避難している人たちを守ろうとした7人が銃撃を受け、負傷しました。この日の朝、もっと早い時間には、イスラエル軍の戦車がマザー・テレサ修道会に向けて砲弾を撃ち、建物を壊し、そこに住んでいた54人のしょうがい者が退去を余儀なくされました。全能の神よ、ナヒーダとサマールの死に心を乱されます。嘆きと怒りを表す言葉がありません。あなたが殉教者たちの家族と共に涙を流してくださっていることを信じます。「悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる」というマタイ福音書の言葉を信じます。ガザの聖家族教会で避難生活を続けている信者たちを慰めてください。修道会への攻撃で住まいを失ったすべてのしょうがい者に必要なものを与えてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月11日~14日、イスラエル軍はジェニン難民キャンプへの襲撃を行い、パレスチナ人12人が殺され、34人が負傷し、100人以上が逮捕されました。10月7日以来、西岸地区ではイスラエルの軍と入植者によって子ども69人を含む271人が殺され、3481人以上が負傷しました。主なる神よ、持続する真の正義を与えて、家族を殺された人々を慰めてください。み力によってあらゆる戦闘を終わらせてください。あなたは義と恵みの源です。「地を裁くために主は来られる。主は義によって世界をまことをもってもろもろの民を裁かれる。」(詩編96:13)このみ言葉の成就を見させてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月12日、国連総会は停戦を求める決議案を可決しました。153カ国が賛成し、英国を含む23カ国が棄権し、米国を含む10カ国が反対しました。国連総会の決議は、停戦を求める国際社会の世論の高まりを示しているものの、拘束力は持っていません。12月8日に国連安全保障理事会で米国が停戦決議に対して拒否権を行使しなければ、拘束力のある決議になっていました。すべての民の神よ、国際社会の大多数が戦争行為を終わらせるように求めています。しかし、少数の不均衡に大きな力を持つ国々がガザで残虐行為が続けられることを許しています。どうかあなたの霊がこれらの指導者たちを導いて罪を認め、悔い改めるようにしてください。国際社会の取り組みを強め、停戦をもたらしてください。預言者イザヤと共に祈ります。悪しき者はその道を捨て、不正な者は自らの思いを捨てますように(55:7)。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月17日日曜日、アドベントの第3主日が守られ、「喜び」を表す3つ目のキャンドルに火が点されました。今週は1年で最も夜が長くなる冬至の日を迎えます。世界中の人が休暇を使ってパレスチナ人と連帯する創造的な活動に取り組んでいます。有名なクリスマスの歌の詞を変えて停戦を呼びかけたりしています。しかし、ガザの一般市民がこの冬に耐えなければならない恐ろしい事態を知らないままの人々、その事態をあらしめているものに荷担し続けている人々もたくさんいます。主キリストよ、あなたはこの地上を歩かれたとき、「私は世の光である」と宣べられました(ヨハネ8:12)。喜びがあまりにも遠いものに感じられるこのアドベントに、どうかみ光がパレスチナの人々が受けている苦難の闇に射し入りますように。1年で最も夜が長いこの時、ガザの人々が戦火が止むのを待ちながら、残酷な現実を見つめながら、既に2ヶ月以上も耐えている長い夜を思います。どうかみ光が到来して、彼らがあらゆる暴力と不正義から解放されますように。この救いの到来への揺るぎない希望がわたしたちの喜びの源となりますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#パレスチナではクリスマスの祝いの行事はすべて取りやめになっていますが、12月23日土曜日、サビール・エルサレムは地域の人々のため、クリスマスの劇を上演します。「インマヌエル」と題し、現在の状況を踏まえながら、キリストの誕生における「神がわたしたちと共におられる」希望に焦点を当てたものになりあす。インマヌエル、わたしたちと共におられる神よ、今年のクリスマスの陰鬱さの中でも、芸術によって人間の経験に深みと美しさが与えられることを感謝します。どうかこの演劇が観る人、参加する人に共同体と希望の感覚を与えるものとなりますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月12日、世界保健機関(WHO)が再度、ガザで医療と人道支援が守られるべきことを呼びかけました。ガザに36ある病院の内、部分的にでも機能しているのは11だけです。できる医療も医薬品の供給も限られています。南部にある2つの病院は病床数の3倍の患者を受け入れており、それに加えて何千人もの国内難民の避難所となっています。主よ、不可能な状況で人々を癒やし、命を救っている医療従事者のために祈ります。彼らにみ力と必要なものを与えて、彼らの勇気をねぎらってください。これ以上いのちが失われないように、世界の国々が正義に則って直ちに行動し、必要な援助、物資、燃料が残っているわずかな病院に届きますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう神よ、中華人民共和国、香港特別行政区、マカオ特別行政区、中華民国(台湾)に生きる人々を覚えて感謝します。中国の長くて複雑な歴史のゆえに。数千年にわたって育まれてきた、その多くの芸術、文化、伝統のゆえに。この地域で宣教を組織した人々、教会を築いた人々のゆえに。教会を、今、ここにおける文脈に根付かせようとする中国のキリスト者の意思のゆえに。たとえ迫害の恐れがある時でも不正義に異議を申し立て、大胆に信仰を生き抜いている人々のゆえに。多くの人を貧困から引き上げた経済的な成長、発展のゆえに。深刻な環境問題に対処するために中国が取っている政策のゆえに。台湾の人々が示してきた宗教的寛容の大きさのゆえに。また、文脈に根ざした神学教育を切り拓いてきたことのゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。経済成長に取り残され、かえって周縁に追いやられている人々のため、ことに農村の女性、小作農のために祈ります。中国と香港の間、また中国と世界の他の地域との間にある政治的、社会的緊張を覚えて祈ります。中国の教会が社会において預言者的な証しをなす教会として成長しますように。人々が霊的意味を顧み、経済成長、消費者主義への囚われから解放されますように。南シナ海の島々の帰属をめぐる紛争が台湾とその近隣諸国の間で平和的に解決されますように。また、台湾と中国の間で相互理解が深められ、協力が進みますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

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