Monday, January 1, 2024

Japanese Wave of Prayer, 25th-29th of December, 2023

 #12月25日、西方教会でキリストの誕生が思い起こされる日、多くの人々がクリスマスを祝いました。キリストの誕生に焦点を当て、特別な礼拝を献げ、キャロルを歌って、キリストの受肉を記念した人々もいましたし、もっと世俗的な仕方で、贈り物の交換やパーティーなどでクリスマスを祝った人々もいました。しかしパレスチナのクリスマスは例年と違いました。クリスマスが起こった地であるパレスチナでは、ガザと西岸地区の恐ろしい事態のために、人々はクリスマスの祝祭を楽しむことが拒み、不正義に苦しむすべての人と連帯し、嘆きを共にしました。

インマヌエルよ、世界の多くの人々が無知の内にクリスマスを祝い、多くの人が苦しんでいることを気にもとめないでいる中、パレスチナの人々はいつにもましてクリスマスの真の意味を教えられています。パレスチナ人や他の抑圧されている民は、クリスマスは傲慢にも神は必要ないと思っている人々のためのものではなく、あなたによる救いを切望している人々のためのものであることを知っています。パレスチナの殉教者たちの苦しみによって、クリスマスの薄っぺらな物質主義的な意味ははぎ取られ、インマヌエルの真の意味が示されています。キリストよ、わたしたちの一人となってくださったことを感謝します。わたしたちはあなたが再び来られる日を待ちます。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月25日の時点で、パレスチナの保健省によると、10月7日以降、ガザで2万人以上の人が殺され、5万3千人以上が負傷しました。そこに逃げるようにと言われた「安全な」地域は、今、激しい空爆を受けています。国連機関の報告によるとガザでは50万人以上が壊滅的な飢餓に直面しています。ガザのどこにも安全な場所はありません。この人道危機のトラウマは何世代にも渡って影響を与えるでしょう。※ https://www.france24.com/en/middle-east/20231221-%F0%9F%94%B4-live-hamas-leader-in-egypt-for-hostage-talks-un-gaza-vote-delayed-again抑圧された者の神よ、ガザの苦しみが昼も夜も気に懸かって心が重く、自分の為すことすべてが誤っているように思われます。主よ、痛みに鈍感にならないように、わたしたちを助けてください。この痛みを用いて熱意を引き起こし、試練、艱難に遭うとき、揺るがず正しく行動できるようにしてください。神よ、ガザで殺されたり、傷つけられたり、家を失ったりした人々の数は統計を表しているのではなく、あなたのかたちに創造された人間を表していることを理解させてください。み名によって祈ります。ガザの人々をお救いください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#10月7日以降、少なくとも西岸地区の300人以上のパレスチナ人がイスラエルの軍や入植者の攻撃によって殺されています。その多くは25歳以下でした。特に西岸地区にある難民キャンプはイスラエル軍による強制捜索の影響を受けていて、パレスチナ人住民全員が危険にさらされています。イスラエル軍が容疑を明らかにせず、裁判も受けさせずに拘留するパレスチナ人の数が急増しています。彼らは実質、人質に他なりません。移動の自由が奪われ、入植者や軍による暴力事件が増えているため、西岸地区は経済的に甚大なダメージを受けています。社会の周縁に追いやられている人々の神よ、あなたが西岸地区で行われている邪悪な行為、人々の苦しみを見ておられることを信じます。神よ、み姿をパレスチナの人々に顕して、ひとりひとりの生活、また共同体の生活を、み手をもってお救いください。このクリスマスに、受肉について思い巡らし、「こうして我らは、敵の手から救われ、恐れなく主に仕える。生涯、主の御前に清く正しく」(ルカ1:74-75)とゼカリアの歌を歌うわたしたちに、信仰を持たせてください。主よ、パレスチナの人々を75年にわたる入植者による植民地化から解放してください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#12月22日、サビールは機関誌コーナーストーンの最新号を発行しました。アドベントとクリスマスのメッセージをパレスチナの今の現実の文脈で捉えています。筆者たちは、真正なるキリストの受肉のメッセージは、悔い改め、変革、勇気、人として見られていない人々の認知、抑圧されている人々の解放を求めるものであると論じています。この解釈は、クリスマスの物語を、あらゆる形における植民地主義に異議を申し立て、社会の中で最も小さくされている人々に力を与える出来事として読み直させます。かつておられ、今おられ、やがて来られる神よ、あなたは地と宇宙を真に支配しておられる方です。邪悪なる力も制度も人間も各々が持つ束の間の力における幻影に過ぎません。このクリスマスに、あなたの聖なる名を証ししているすべてのパレスチナ人のゆえに感謝します。主よ、わたしたちを助け、自らの十字架を負うことができるようにしてください。自分の持っている理解によってではなく、あなたの知恵によって歩むことができるように導いてください。最も謙遜な様に受肉することを選ばれた、被造物に対するあなたのまことを思い起こさせてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#来る週も来る週も、死と破壊の中、ガザで英雄的な人々を目にしています。爆撃を受けたばかりの建物に駆けつけて瓦礫の中から人を救い出そうとする人々。残虐な行為の記録を取っているジャーナリスト。過酷な状況で働き続けている医療従事者。家を失った子どもたちを力づけようとしている人々。彼らは皆、自らの命をかけて神の働きを為しています。彼らの多くは、10月7日以来、愛する家族や同僚を失ってきました。不屈の精神を与える神よ、ジャーナリスト、医療従事者、ガザで苦しみを少しでも軽くしようと働いている人々は、人間の共苦の心、善良さ、立ち直る力がどういうものであるかを、行動を通して世界に示しています。これらのガザの聖人たちを、その働きを知られている人も、知られていない人も、守り、祝福してください。主よ、わたしたちを彼らの範に倣わせ、愛と連帯をもたらす働きをなさせてください。「しっかり立って、動かされることなく、いつも主の業に励みましょう。わたしたちは自分たちの労苦が、主にあって無駄でないことを知っているからです。」(コリントの信徒への手紙Ⅰ15:58)主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#ガザではイスラエル軍が無数のパレスチナ人を逮捕し、辱め続けています。イスラエル軍はパレスチナ人を強引に、恣意的に逮捕し、場所を明かされていないところに連行しています。彼らは残酷な扱いを受け、性的暴行を受けた人、拷問で殺された人もいると報告されています。光の神よ、悪事を為す者たちは自らの姿を見せず、自らの所業や真実を人の目から隠します。しかし、あらゆる人の善も悪も照らし出すみ光を制することができる闇はありません。主よ、監獄で、軍の収容所で、み光を輝かして、すべての罪の責任が問われるようにしてください。あらゆる不当な苦しみを明るみに出してください。主よ、すべての不当に収監されている人、捕虜にされている人を守ってください。彼らを解放し、その苦しみを贖ってください。パレスチナ人の囚人は人の目からは隠されていますが、あなたの愛からは隠されていません。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう神よ、日本国、朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国に生きる人々を覚えて感謝をささげます。この地域の特徴ある寺院、芸術、文化のゆえに。多くの人の生活を向上させた教育と経済成長のゆえに。日本キリスト教協議会(NCC-J)がアジア各地の人々との和解のために働いてきたことのゆえに。日本及び韓国のキリスト者の預言者的な証しのゆえに。第二次世界大戦時に「従軍慰安婦」として働かされた女性の正義のために根気強く証しが続けられていることのゆえに。朝鮮の再統一、人権の擁護、平和と正義のために働いてきた「朝鮮半島の平和・再統一と開発協力のためのエキュメニカル・フォーラム」(EFK)のゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。朝鮮半島において民衆の抑圧、軍事衝突の恐れがなくなりますように。平和と正義が打ち勝ち、朝鮮半島における再統一が成りますように。不平等を経験している女性や周縁化されている人々のために祈ります。移民が建設的な貢献をなせるように、もっと受け容れられますように。競争と消費主義の圧力の下にあって、若者が新たな希望と意味を見いだすことができますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

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