Thursday, November 10, 2011

Japanese 10/11/2011

世界人口が70億人に達しようとしているこの時にあって、詩編作者の言葉をもって私たちの信条を述べます。「地とそこに満ちるもの、世界とそこに住むものは、主のもの」です(*1)。慈しみと憐れみに富みたもう神の霊が、私たちを互いに向き合わせ、命をあたえる働きに向かわせ、神の充溢せる世界の破壊から引き離してくださいますように。私たち70億人の一人ひとりが生きている、家族、文化、環境のために祈ります。世界人口の多くは子どもです。神よ、子どもたちがもっと公正で健全な世界で成長できるようにするためにたゆまず働くように、おとなたちを強めてください。主よ、あなたの憐れみによって、この祈りをかなえてください。
ユダヤ教右派の過激グループが今週も「プライス・タグ」(*2)と呼ばれる襲撃を続けました。彼らはイスラエルの団体ピース・ナウのスタッフの家を損壊し、事務所を爆破すると脅迫しました。イスラエル政府が新たに6万軒の入植者住宅建設を認めたこのようなときに、ピース・ナウの働きは大切です。彼らは占領地における入植地建設に反対し、パレスチナ人の人権を守るように要求しているのです。プライス・タグの犯罪を犯した者たちがその行動の責任を問われますように。そして、このような暴力が止みますように。主よ、あなたの憐れみによって、この祈りをかなえてください。
サビールの地域活動のために祈ります。『破滅的な信奉:キリスト教徒、ユダヤ教徒と、聖地における平和の探求』という本について、アラビア語での講義を開けたことを感謝します。話し合いに刺激を受けてたくさんの人が行動を起こすことを願います。この地と、あらゆる地における平和のために祈ります。主よ、憐れみによって、この祈りをおききください。
米国のアラバマ州バーミンガムからパレスチナ西岸地区のベツレヘムに至るまで多くの場所で神の子どもたちが市民権と人権の否定に対して非暴力的に抗議しました。今週、ジョージア州アトランタで開かれる会議のために祈ります。この会議では、米国における公民権運動の遺産を称え、パレスチナ/イスラエルにおける正義と平和の実現のための非暴力行動の様々な様相が検討されます。会議の主催者、講演者、参加者のために祈ります。主よ、あなたの憐れみによって、この祈りをおききください。
(*1) 詩編の引用は第24編1節から。 (*2) 「プライス・タグ(値札)」とは、無作為に選んだパレスチナ人やイスラエルの警察官、国防軍兵士に対してテロリズムを行うことで、入植地に反する行動に代価を支払わせるという運動の名称。2005年のガザ「撤退」を機に、イスラエル人入植者の中でも最も過激な分子が始めた。イスラエル社会の大部分がプライス・タグを非難しているが、実行犯たちは未だに一人も訴追されていない

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