# 7月26日火曜日、イスラエル軍はエルサレム北部にある村カランディアで、建設許可なく建てられたという理由で、パレスチナ人の家11軒を取り壊しました。その翌日、東エルサレムで323件の入植者の住宅建設願いを許可しました。ベイトジャラとベツレヘムの住民から奪った土地に建設された入植地ジロでは770戸の住宅を建設することが計画されています。
主よ、わたしたちはみ言葉を聞き、それに基づいて行動しようと努めています（マタイによる福音書7:24）。パレスチナの人びとは岩の上に家を建てましたが、イスラエルのブルドーザーによって破壊されています。イスラエル政府は入植地をパレスチナの砂の上に建てていますが、それらは立っています。主よ、わたしたちはあなたを信じ、嘆きと喪失の中から新しいいのちをもたらしてくださるというあなたの言葉に信頼しています。どうか家を失ったすべての人びとを憐れみ、慰めてください。この悪によって傷を負わされたすべての人びとを慰めてください。どうか彼らに安全と住まいと信頼できる隣人をお与えください。信仰と希望を与え、彼らをお支えください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# アンワール・サレイメ、22歳は、7月13日に友だち2人を乗せて車を運転していて、イスラエル兵に射殺されました。長子を身ごもっている妻によると、アンワールは彼女が欲しがったクッキーを買いにでかけたところでした。イスラエル兵は、「誤って」彼を殺し、彼の友だちの1人を負傷させました。
愛に満ちたる神よ、み腕の中にアンワール・サレイメをお迎えください。彼の家族、ことに彼の妻をお慰めください。恐れと不安の中にあるわたしたちを助け、あなたの愛の中にあって守られていることの知識をもって祝福してください。平和のために働くすべての人びとを強め、わたしたちの精神を新たにして創造的な非暴力抵抗のために大胆に行動させ、この紛争の地にあなたの平和がもたらされるようにしてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 教皇フランシスコは、さる日曜日、ポーランドで、イスラム教を暴力的であると考えるのは誤っており、社会的不正義と金銭の偶像化、利己主義的な消費がテロリズムの主要な原因であると述べました。7月26日火曜日、ミサを献げていた年老いた司祭、ジャック・ハメル神父が「イスラム国」によって野蛮な仕方で惨殺されたことを受けて、教会とノルマンディのサン＝テティエンヌ＝デュ＝ルヴレの人びとに連帯して、フランス、イタリア各地で多くのイスラム教徒がローマ・カトリック教会のミサに参列したことを感謝します。
主よ、あなたは、橋をかけ、境界線を越えなさいと言われましたが、わたしたちはしばしば恐れにとらわれます。恐れに屈することを拒み、兄弟姉妹を疑うことを拒む、あなたの子らのゆえに感謝します。どうかわたしたちを助け、他者の顔の中にあなたを迎え入れることを学ばせてください。人を喜んで迎える、あなたの揺るぎない愛をもって行動することを学ばせてください。すべての民の神よ、どうかわたしたちを、悪と暴力を変容させる希望と信仰をもって力づけ、あなたの平和を作る働きに、謙虚に、しかし力強く、仕える者とし、すべての人をあなたの娘、息子として抱く新しい共同体の幻を抱いて生きるようにしてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
どうか、囚人たちと破壊的な暴力に取り憑かれている人びと、ことに子どもたちと、イスラエルの収監制度の、行政拘留、拷問、非人間化という悪しき循環に囚われているすべての人々を真に自由にし、解放するように、というあなたのメッセージと共に、サビールの機関誌コーナーストーンの最新号「捕囚を解放するために」が、世界中の多くの人に届きますように。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
いのちの源である神よ、パレスチナの平和を願って共に活動してきた日本聖公会東京教区 聖愛教会 信徒 松浦順子が、あなたのみもとに帰りました。NCC女性委員会、サラームパレスチナをはじめ、多くの働きの中で、確固たる信念と笑顔をもってリーダーシップを取ってきた彼女のゆえに感謝を献げます。どうか、彼女に与えられていた霊の賜物をわたしたちに継がせてくださいますように。彼女の魂をみもとで憩わせ、永遠の光明をお与えください。主イエス・キリストの御名によってお祈りいたします。アーメン
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