Sabeel Wave of Prayer 2022/6/13
#今週、非暴力行動クミ・ナウでは倫理的な聖地旅行・巡礼について考えます。来週は、6月20日月曜日の世界難民の日を記念して、パレスチナ難民の窮状について考えます。2019年の時点で国連に登録されているパレスチナ難民は560万人以上で、内150万人以上が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の運営する難民キャンプで生活しています。
父なる神、わたしたちの揺るがぬ希望よ、最も長い年月解決のついていない難民である、パレスチナ難民のために祈ります。70年前に国連で認められた難民の帰還の権利がかれらに認められますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#6月16日木曜日、デイヴィッド・ノイハウス神父がサビールのオンラインでの礼拝を司式します。デイヴィッド神父は、ヨハネスブルグでドイツ系ユダヤ人の両親から生まれたイスラエル人のイエズス会士です。彼は15歳の時にイスラエルに移住し、26歳でローマ・カトリックの信者になり、38歳で司祭に按手されました。教育者、牧会者としていくつもの役割を担ってきて、現在はエルサレムで司教会議への連絡責任を担う事務局長を務めています。
主よ、パレスチナの民を覚えて世界の人々と共に毎週献げられているサビールのオンライン礼拝を感謝します。ナイム・アティーク司祭が不在の間、他の司祭たちが祈りとみ言葉の黙想を導く役割を引き受けていることを感謝します。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#サビール・ナザレが6月17日金曜日に20年間に渡って世話人を務めてきたヴィオレット・コーリーに感謝するイベントを開催します。ヴィオレットサビールをその設立時から支えてきました。彼女はパレスチナ人であるイスラエル市民として多大な困難に遭いながらも、薬局を経営し、家族を支え、サビールの啓発活動に関わってきました。
主よ、わたしたちはヴィオレット・コーリーの身を粉にしての働きと献身を祝います。彼女の隠退の祝いが喜びにあふれた記憶に残るものとなりますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#ベッツェレムが、ラマラ近郊の村タームサヤで5月14日土曜日にオリーブの苗木が根こぎにされた事件に関する報告を出しました。3人の覆面をした入植者がイスラエル軍兵士に守られながら190本のオリーブの苗木を根こぎにしました。今年この畑で入植者が破壊行為を行ったのはこれで2回目です。パレスチナ人農民は壊滅的な損害と苦しみを受けています。
主よ、み前にパレスチナの農民のことを覚えます。彼らはせっかく育てた作物を入植者に台無しにされています。イスラエル軍兵士は破壊者たちに保護を与え、眺めるばかりです。農民は誰に頼ることができるでしょうか。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#6月5日日曜日、国連・人道問題調整事務所(OCHA)が、東エルサレムのシルワン地区ワディ・カダムで12の家族が住む建物が近く取り壊される恐れがあると報告しました。おとな32人、こども42人が強制的に退去させられることになります。イスラエル当局はそこを公園にするために確保しようとしています。
主よ、どうかこの取り壊しが行われませんように。取り壊し命令を告げられてストレスを受けながら生活しているパレスチナ人家族のために祈ります。その内の幾人かは前に住んでいた住まいを取り壊されて、そこに住んでいます。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#6月8日水曜日、エルサレムのシオンの山にあるギリシア正教会の庭園にユダヤ教の神学校の者たちが侵入したことに対して、ギリシアの外務省が憂慮を表明しました。
主よ、ギリシア正教の聖所を汚した行為に対してどうか徹底的な調査が行われますように。イスラエル当局が、キリスト教やイスラム教の聖所に対して繰り返されている攻撃を終わらせますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#イスラエル最高裁は、6月8日水曜日、入植者団体アテレト・コハニムによるギリシア正教会からの不動産購入は適法なものであったとする判決を下しました。入植者団体は論争を呼んだ秘密取引によって2004年に東エルサレムで3つの建物を購入しました。エルサレムのキリスト教徒居住区のヤッファ門の前にあるパレスチナ人クリスチャンが経営するインペリアル・ホテルの入植者による乗っ取りも認められるのではないかと心配が高まっています。
主よ、教会の指導者たちと国際社会がこのイスラエル最高裁の判決に異議を申し立てますように。それは教会の財産の強奪を法的に認め、エルサレムからパレスチナ人を追い出す企てを促す恐れがあるものです。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#2021年のイスラエルによるガザへの攻撃に関して国連の人権理事会が設置した独立調査委員会が、イスラエルは占領を終わらせなければならないとする報告をまとめました。6月7日火曜日に発表された報告は、イスラエルは東エルサレムを含む占領しているパレスチナの領地に対する「完全な管理」を追求していると述べています。また「イスラエルがパレスチナ人にとって抑圧的で、イスラエル人入植者にとって都合のよい環境を維持することで、人口構成を変える政策をとってきた」証拠を示しています。
主よ、どうか国連の調査委員会がイスラエルによる占領下に生きるパレスチナ人が被っている不正義に光を当て続けますように。国連と国際社会がイスラエルの責任を問い、占領を終わらせ、パレスチナ人とイスラエル人に平等な人権が保障されるようになりますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう
神よ、ボツワナ共和国、ジンバブエ共和国に生きる人々を覚えて感謝をささげます。不正義に抗議し、よき統治を求める教会の預言者的な証しのゆえに。HIV/AIDSの感染拡大を抑え、患者を治療するために重ねられてきた努力のゆえに。すべての人の生活を向上させる経済的発展のゆえに。この地域を象徴する動物や鉱物資源のゆえに、またそれらを搾取から守る対策のゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。公正な選挙によって民主的な政府が生まれ、政治的不安定、暴力、人権侵害の問題が解決されますように。経済が安定して、すべての人が栄え、正義と平和のうちに生きることができますように。すべての人の健康状態、平均寿命を改善する有効な取り組みがなされますように。この地域に生息する動物とその多様性を保護する対策が取られますように。干ばつ、砂漠化に遭いながらも、家畜、作物を育てている人々のために祈ります。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
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