先週、パレスチナ人の村スシアの全戸がイスラエル市民行政局から破壊命令を受けました。住居だけではありません。家畜小屋、貯水池、太陽光発電設備などが直ちにイスラエル軍によって破壊される恐れがあります。中にはこれで5度目のケースもあります。スシアのパレスチナ人住民が居住している土地への権利を持つことは法的に明らかにされており、イスラエル当局にも認められています。6月22日金曜日、この問題に関心を持つパレスチナとイスラエルの人々がスシアの住民と肩を並べ、夜を徹して抗議と支援を行います。「スシアの5度目の破壊を許すな!人々を家や天幕から放り出すな!パレスチナ人をエリアCから密かに移送するのをやめろ!」と呼びかけます。主よ、御憐れみにより、どうか私たちの叫びをお聞きください。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りをお聞きください。
去る日曜日に北ナイジェリアの3つの教会で起きた自爆攻撃による45人の被害者の家族のために祈ります。ザリア市ウササ地区のECWA福音教会に爆弾を積んだ車が突入して爆発し、10分後にはザリア市のサボンガリ地区の王なるキリスト・カトリック教会で爆弾が爆発しました。そして、カドゥナ市のシャローム教会で3つ目の爆発がありました。どうかキリスト教とイスラムの指導者たちがこの暴力に非暴力で立ち向かい、隣人愛を教えますように。主よ、御憐れみにより、この祈りをお聞きください。
サビール・ナザレのプログラムのために祈ります。22日と23日にはオーストラリアの考古学発掘チームの協力でベトサイダやガリラヤ湖で様々な活動が予定されています。24日には青年たちがハイファとナザレ近郊の二つの住民が追放された村(ムジャイディルとセフォリス)に同行します。どうか、参加するすべての人にとって意義深い時間になりますように。主よ、御憐れみにより、この祈りをお聞きください。
「ロバにのって抑圧に異議を申し立てる:キリスト、抵抗、創造的に弟子であること」が、7月に開催される国際青年会議の主題です。参加者は15カ国から旅をしてきて、集いを共にします。エルサレムへと向かう旅を準備する彼らのために祈ります。主よ、御憐れみにより、この祈りをお聞きください。
※ スシア村:へブロン近郊にあり、4世紀ぐらいにまで遡るシナゴーグの遺跡で注目されるようになった村。現在のアラブ系住民は1830年代に定住したと見られる。1983年にイスラエル人の入植地が作られ、1999年から急速に拡大されてきた。1986年に発掘調査の名目でパレスチナ住民が退去させられ、その後、この近郊のイスラエル人入植地の拡大と共に、パレスチナ人の村々は分断され、次々に土地を失っていった。1986年、パレスチナ人が住んでいた10の洞窟が爆破され、1998年、113の天幕が破壊された。住民が使っていた貯水池の多くは1999年と2001年に破壊された。2001年に2度目の大規模強制退去が行われた。同年、イスラエルの高等裁判所は、それを違法として、そこに建てられた建築物を撤去してパレスチナ人住民に土地を返すよう命令。しかし、入植者とイスラエル軍はパレスチナ人が土地を取り返すことを阻止し、パレスチナ住民は再び裁判所に訴えたが、わずかに一家族だけが土地を取り戻したものの、その家族は3度目となる強制退去をさせられた。残っている住民は、入植地と遺跡公園の間の小さな丘に天幕を張って住んでいる。強制退去令書でパレスチナ人住民は「侵入者」と呼ばれている。
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