クリスチャンに対する差別が強まっている中で今週行われるサビール・ナザレのクリスマス祝会のために祈ります。4万人の人口を持ち、その7%がアラブ人クリスチャンの住民であるナザレ・イリート(*)の市長は、クリスマス・ツリーを衆人の目に触れる場所に飾ることを禁じました。彼はナザレ・イリートを「ユダヤの町」と呼んで、自らが市長である限りはこの禁令を続けると公約しました。すべての善意の人々、民主主義の理想に立つ人々が、この人種差別を拒絶し、キリスト者が平和のうちに祝日を記念することができるよう行動を起こしますように。主よ、御憐れみによって、この祈りをかなえてください。
土曜日にサビール・エルサレムでもたれるクリスマス・ディナーのために祈ります。地域の様々な教派の聖職者、諸外国から働きに来ている人々、地域共同体のあらゆる職業の人々が集まり、食事と交わりを共にし、歌をうたいます。私たちの祝いを通して神が讃えられますように。主よ、御憐れみによって、この祈りをかなえてください。
イエスさまは悲しむ女性たちに言われました。「エルサレムの娘たち、わたしのために泣くな。むしろ、自分と自分の子供たちのために泣け」と。28歳の非暴力抗議活動家ムスタファ・タミミの死を悼む家族や友人たちと共に私たちも嘆きます。ムスタファは顔面に至近距離から催涙弾を受け、殺されました。彼はナビ・サレハでイスラエルの不法な入植地の拡大に抗議している最中に死んだのです。主よ、御憐れみによって、私たちを顧みてください。
イスラエル政府はシュアファト難民キャンプの住民たちの周りに分離壁をさらに建設しました。それは市街地を切り裂き、納税者である4万人のパレスチナ人のエルサレム居住者を市の残りの部分から切り離します。シュアファト・キャンプからエルサレムに行くには、ただ一つの出入り口となるイスラエル国防軍の検問所に限られています。私たちは壁の存在に失望させられ、検問所を通らなければならないことに悔しい思いをしています。壁が存在する限りは平和を見いだすことはできないでしょう。どうか壁が取り壊されますように。主よ、御憐れみによって、この祈りをかなえてください。
今週、ベツレヘムの町は世界中からやってくるクリスチャンの巡礼者を迎える準備をします。巡礼者の一人ひとりが訪問で心を深く動かされますように。聖なる方の土地を直に経験することで、この場所の帝国主義的な占領をやめさせる働きを彼らが始めますように。主よ、御憐れみによって、この祈りをかなえてください。
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