Thursday, May 2, 2013

Japanese 2/5/2013

主よ、喜びに心を弾ませ、わたしたちはみ許にまいります。今週、私たちは正教会のイースターを西岸地区、イスラエル、そして世界中のキリスト者たちと共に祝います。再び、「主はよみがえられた!本当に主はよみがえられた!」という言葉が宣言されるのを聞きます。しかし、この輝かしい出来事を喜びながらも、旅行の制限、「治安」対策、許可証が発行されないことなどのために、各々の聖所に来られない人々のことを悲しみの内に覚えます。どうかいつの日か、この聖なる都市エルサレムが、そこに来て礼拝することを望むすべての人に開かれますように。イスラム教徒にも、クリスチャンにも、ユダヤ教徒にも、開かれますように。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞き下さい。
主よ、先週水曜日、イスラエルの民事裁判所が出した判決を、私たちは嘆いています。ベイトジャラからクレミザン渓谷を切り離す分離壁が合法であるとされました。7年間にわたってこの土地を救うために署名活動が行われてきましたが、判決によって、パレスチナ人58家族の土地が、その人々抜きで、イスラエルに併合されることになります。クレミザンのサレジオ会の修道院は、三方を分離壁で囲まれることになり、その土地の75%が壁の反対側に切り離されます。修道女たちは貧しいパレスチナの子どもたちのための小学校を、修道士たちはパレスチナの葡萄を原料とする唯一のワイン醸造所を運営しています。どちらも打撃を受けることになります。クレミザン渓谷は、ベツレヘムとベイトジャラの人々が行くことのできる最後の残された緑地です。この大切な土地を失うことになって、私たちの心は挫かれています。土地が絶え間なく奪われ続けているという時に、公正さが実現される平和への希望をどうして保つことができるでしょうか。主よ、どうか、今週、教皇フランシスコがイスラエルの大統領シモン・ペレスと会う時に、この問題が取り上げられますように。この決定が再考され、正義が為されますように。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞き下さい。
主よ、シリアのために祈ります。戦闘が激しい内戦状態になっていくのを、私たちは見てきました。その生活を根こぎにされた難民のため、愛する人を亡くした人々のため、また双方の武力行使によって苦しめられている人々のために祈ります。法と秩序が全体的に崩壊しています。増大している身代金目的の誘拐の被害に遭った人々の安全を祈ります。その中には、先週拉致されたアンティオキアのギリシア正教会主教ブーロス・ヤズィージ師、アレッポのシリア正教会主教ヨハンナ・イブラヒム師がいます。非通常兵器の使用が噂され、私たちはイラクを思い出します。どうかこのことで地域全体が全面戦争に突入するようなことになりませんように。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞き下さい。

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