主よ、私たちは今週を軽やかな心と感謝の気持ちをもって始めます。誰も予見しなかったことですが、パレスチナ人のモハマッド・アサフが人気あるリアリティ・テレビ番組「アラブ・アイドル」で名声を博しています。彼のユニークな物語に私たちが覚える喜びを、み前に献げます。彼はガザから困難な旅に出、運良く見いだされてショーに出演し、彼の歌と物語はアラブ世界を希望に満ちた興奮で結びつけています。アサフは言いました。「パレスチナの子どもたちが受けている苦しみについて世界が沈黙を破るまで、私は歌い続けるだろう」と。決勝戦でも、どうか彼がこの舞台を用いて、パレスチナの美しい文化を世界と分かち合い、またパレスチナの人々、ことにガザの人々が耐えている不正義について関心を高めることができますように。どうか彼の努力を祝福し、抑圧の不正なシステムに対する創造的で非暴力的な応答の予期せぬ機会をもっともたらしてください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
神よ、5年続けてイスラエルのエルサレム市当局は「光の祭典」を組織し、エルサレム旧市街の周りや内側に飾りを設置しています。毎年、このイベントは1967年戦争の記念日、あるいはそれに近い日に始まり、モグラビ地区の破壊を記念する6月11日まで行われます。モグラビ地区は嘆きの壁(神殿の丘西壁)の前の広場をつくるために1967年に破壊されました。祭典自体は控えめで陽気なもののようでも、住んでいるパレスチナ人にとってはエルサレムのパレスチナ帰属部分に対するイスラエルの支配を強く印象づけるものです。どうか、エルサレムの平和に繋がる唯一の道は町をパレスチナとイスラエルで分かち合うことであると、イスラエルが理解しますように。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
サビールのすぐ近隣でも、私たちは日々不正義を見、その話を友人たち、隣人たちから耳にします。イスラエルは、エルサレムで入植地を拡大し続けており、これらの入植地を結び合わせる新しい道路を建設して、パレスチナの共同体を互いに孤立させ、パレスチナ人の家を破壊し、自分たちが望む場所のパレスチナ人の地所を押収しています。主よ、サビールの事務所の裏に建設された新しい入植地用道路のために影響を受けている全ての人々のために祈ります。パレスチナに帰属する東エルサレムの土地80~100デュナムが入植地に組み込まれます(※ 1デュナム=1000平米)。主よ、この「開発プロジェクト」のために、家、財産、オリーブの果樹園を失った全ての人に正義をもたらし、これらの被害に遭った家族の直面しているありえない状況とイスラエルの侵略的で植民地主義的な政策について国際社会の注意を喚起するのを助けてください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
混沌とした諸課題の中にあって、どうか実りある業と平安をもって、あなたがサビールの働きを祝福してくださいますように。来週火曜日、6月18日には、スコットランド教会の報告『アブラハムの嗣業?約束の地についての報告』を学ぶ集まりがあります。どうか知恵を与え、よき対話ができるようにしてください。サビール・ナザレのイクリット村への遠足のプログラムと、会議の最終的な準備とこの新たな経験に向けた参加者の準備が進められているヤングアダルト・フェスティバルのために祈ります。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
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