主よ、今週私たちは1967年戦争で失ったものを記念し、イスラエル占領下の46年間を振り返りながら、嘆きと徒労感の中で、私たちと共に悲しんでくださるあなたに向かって叫びます。神よ、殺害された何千人もの人々のことと戦争で家を追われた30万人の難民に対して為された不正を、み前で覚えます。また戦争中にイスラエルによって奪われた全ての土地のことを覚えます。ことに占領あるいは包囲の残忍な力の下にある土地、東エルサレム、西岸地区、ガザ地区、ゴラン高原のことを覚えます。今や西岸地区の土地に124の入植地が、東エルサレムに12の入植地が建てられています。どうか速やかに入植地建設が止みますように。神よ、どうか占領とガザの包囲を終わらせることによって、パレスチナやシリアの人々の生の不正な支配をやめさせてください。主よ、御憐れみによって、わたしたちの祈りをお聞きください。
神よ、パレスチナの指導者たちのためにも祈ります。新たに任命された首相ラミ・ハムダラが3週間をかけて新内閣を組織しようとしています。主よ、どうかこの新政府に知恵を与え、延び延びにされてきたハマスとの和解協定に従った挙国一致内閣を形作らせてください。主よ、どうかパレスチナの人々の間における一致とイスラエルとの平和という課題を彼らに成し遂げさせてください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
今週もまた、私たちは人種差別と暴力の破壊的な行為を目の当たりにしました。どうかこの恐ろしい流れを押しとどめてください。先週金曜日、エルサレムの聖母被昇天大聖堂(生神女就寝大聖堂)の壁にキリスト教を侮辱する落書きをした右派ユダヤ人入植者を、私たちは非難します。テルアビブではアラブ系の校長がテーマパークの予約状況について嘘をつかれる事件がありました。このスキャンダルに巻き込まれた全ての人のために祈ります。また、西岸地区の町、ブーリンとマダマのために祈ります。月曜日、オリーブの森が放火され、少なくとも50エーカーの土地が荒廃し、人々に愛され樹齢を重ねてきたおよそ800本の木々が壊滅させられました。神よ、これらの人種差別的行為の犠牲者を強め、そのような暴力を他者に対して犯す者たちの病んだ心を癒してください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
サビールでは今年開催する二つの会議のために働き、祈っております。『山を動かす – 世界を再形成する』と題して7月1日~6日に催すグローバル・ヤングアダルト・フェスティバルと、『聖書とイスラエル・パレスチナ紛争』と題して11月19日~25日に催す第9回サビール国際会議です。主よ、どうかこれらのイベントのために注ぎ込まれている労働を祝福し、実りの豊かな意義ある会議にしてください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
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