# 金曜日、イスラエル人入植者たちがヨルダン峡谷のパレスチナ人の土地300デュナム(133エーカー)を押収しました。国連安全保障理事会で、米国を含む全15ヵ国が、入植が長年にわたって和平への妨げになってきたこと、その建設が終わらされなければならないことについて合意したすぐ後のことでした。
どうか、国連安全保障理事会が、声明を出すことにとどまらず、その責任と権限とを全うして障害を取り除きますように。それによって、ついに中東のすべての人が平和の裡に生活できる日が来ますように。
主よ、御憐みにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 10月29日は、ガリラヤで起きたクフル・カセムの虐殺から60周年の日です。朝、家を出た後に外出禁止令が出されたことを知らずにオリーブの収穫から帰ってきたパレスチナ人の農民たちに向かってイスラエル兵が発砲し、49人が殺害され、60人あまりが負傷しました。
クフル・カセムの虐殺で愛する人を失ったすべての人、生き残って今も虐殺の記憶に悩まされているすべての人のために祈ります。彼らの多くは、今も苦しみと差別を受け続けています。民主主義を標榜する国にあって平等な権利を求めて常に闘っているイスラエル国籍を持つすべてのパレスチナ人のために祈ります。
主よ、御憐みにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 貧困と人権侵害の極みにあって、なおパレスチナの人々は生活に喜びを見出しています。この1週間、パレスチナにルーツを持つ二人の若い音楽家、ピアニストのカリム・サイードとオペラ歌手マリアム・タマリがパレスチナに来ていました。それぞれの公演は卓越したもので、多くのパレスチナ人が気持ちを高揚させられました。
二人の芸術家、カリム・サイードとマリアム・タマリの旅の安全をお祈りします。どうか、このような賜物を持った人々がこれからも祝福を受けて、聴衆にとって喜びの源となりますように。
主よ、御憐みにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください。
# 来週の月曜日から水曜日(24-26日)、毎年サビールが主催している聖職者エキュメニカル・リトリートが、「他者 – 祝福か呪いか」というテーマのもと、ハイファのカルメル山麓にあるカルメル会修道院で行われます。結婚している聖職者は伴侶も連れて参加します。サビールの理事会議長アティーク司祭をはじめ、幾人もの著名な聖職者が講演します。
愛する主よ、このリトリートを祝福してください。また、サビールのプログラムを満たしているエキュメニカルな精神を祝福してください。講演者と参加者を導き、この分かち合いによって養って、「他者」が祝福となるように、各々の教会で正しい態度を広げることを助けてください。
主よ、御憐みにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
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