#苦しくて惨めなこの時が始まってもう1ヶ月以上が経ちます。ガザの状況は言い表しがたいものです。死者の数は増えるばかりです。かろうじて書き留められた物語、カメラで写された場面は、まるでホラー映画から取ったもののようです。少なくとも50人の死者が出たジャバリア難民キャンプへの空爆も悲劇でした。2万2千人が負傷しました。ガザの様々な機関は働きを止めています。瓦礫の下に埋まっていると見られる1200人の子どもたちを含め、何千人も行方不明です。ガザで働いているジャーナリストはこの状況を「地上の地獄だ」と言っています。
聖なる神よ、75年以上にわたって、パレスチナの人々は苦しみ、絶え間なく心に傷を負ってきました。現在ガザで起きていることは預言者エレミヤと同じことを問わせます。「なぜ、私の痛みはいつまでも続き、私の傷は治らず、癒えることを拒むのでしょうか。」ミサイル、白リン弾が空からガザに降り注ぎ、無差別に人が殺されています。主よ、抑圧されている者たちに慈悲、憐れみを示してください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#10月7日以来、イスラエル軍は占領下西岸地区と東エルサレムでパレスチナ人の住む家、村、町に対する夜間の襲撃をより頻繁に行っています。1800人以上が逮捕されました。拘留されているパレスチナ人はイスラエルの監獄で酷い扱いを受け、劣悪な環境に置かれています。ガザでは200人以上のイスラエル人が捕虜にされていて、その中には高齢者や子どももいます。囚われている者たちの神よ、あなたは監禁される経験をされ、捕虜にされるのがどういうことかを知っておられます。戦争の手段として不当に監禁され、囚われているすべての人々のために祈ります。絶望している時、どうか彼らがあなたの慈悲を知ることができますように。嘆いている時、どうか彼らがあなたの平安を知ることができますように。主よ、すべての投獄されているパレスチナ人囚人、ガザで捕虜になっているイスラエル人の安全をお守りください。み力によって彼らが直ちに釈放され、安全に家に帰ることができますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#11月1日、多くの西方教会はすべての聖人と殉教者を記念して諸聖徒日を祝いました。その翌日には世を去ったすべての信仰者を記念する諸魂日が祝われました。これらの日は、生きている者と死んだ者の間の霊的な結びつきを思い出す機会を与えてくれます。いのちの神よ、殉教者と聖人の血に浸っている地からの祈りを献げます。今、わたしたちは、医師、ジャーナリスト、救急隊員など、あなたの聖人たちがガザで生命を救おうと働いているのを目にしています。声なき人に声を与えようと働いているのを目にしています。また、自らの死を通して、この世界の不正義を証している何千人もの殉教者たちのために祈ります。おお主よ、自分に問わずにはいられません。かれらが十字架にかけられるのを止めるために、自分は何をしているのかと。復活の日、すべての苦しみが贖われ、抑圧されている者たちが解放されることを信じます。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#10月7日以来、イスラエル軍と入植者の暴力が西岸地区で、とくに住民が影響をうけやすいエリアCで、急増しています。西岸地区の132人以上のパレスチナ人が殺されました。エリアCのいくつかの村はイスラエル人入植者の暴力によって強制的に立ち退かされました。西岸地区のパレスチナ人に対してナクバは近いと警告するビラが入植者によって撒かれています。西岸地区で拘留されたパレスチナ人が拷問を受け、イスラエル兵から嘲られている様子を映したビデオがSNSで広まっています。避難所であられる神よ、ガザの恐ろしい状況に圧倒されているわたしたちの目を、西岸地区で起きている邪悪な所業にも向けてください。ガザ地区の人々も、西岸地区の人々も、同じ植民地主義のために苦しんでいる一つの民です。西岸地区で失われた命を悲しんで嘆きます。家を追われた人々、常に脅かされている人々、拷問、虐待を受けている人々に手をさしのべてください。「私は知っています。主が苦しむ人の訴えを取り上げ、貧しい人のために裁きを行うことを」(詩編140:13)。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#10月7日以来、世界中で何十万人もがイスラエルとハマスの間の停戦を呼びかけています。パレスチナ・イスラエルのすべての人の命を世界の人々が心配して、多様な人々が訴えています。停戦の呼びかけが意図していることは、人道援助物資をガザに入れること、ガザで人質になっているイスラエル人の安全、そして一般市民の命がこれ以上失われないようにすることです。平和の神よ、イスラエルとハマスの間の停戦を求めるすべての意見表明、陳情、抗議活動を感謝します。これらの声は、苦しむすべての人へのあなたの愛を証しています。停戦が実現するまで、日々無辜の命が失われます。囚人や捕虜の安全がますます不確かになります。神よ、どうか即時停戦の実現のため、あなたがとりなしてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#10月31日、サビールはベイトハニアのテラ・サンクテ・パリッシュセンターで女性のための聖書研究会を開催しました。集まる機会を作るため、今の状況で経験している苦しみ、痛みを分かち合うため、そして信仰に基づく問いに取り組むためです。ただ祈りと省察のために集まるだけでも、それは困難の中で支え合う助けになります。復活されたキリストよ、み名において二人、または三人が集まるとき、あなたは共におられるとおっしゃいました。サビールが催した聖書研究会に参加した女性たちの間にあなたがおられたことを信じます。共に集い、被造物を愛されるあなたの心について省察する機会が与えられたことを感謝します。こうした集いによって、オリーブの木のようにゆるぎない信仰が養われますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう神よ、オセアニアの国々、アメリカ領サモア、クック諸島、フィジー共和国、フランス領ポリネシア(マオヒ・ヌイ)、カナキー(ニューカレドニア)、キリバス共和国、マーシャル諸島共和国、ミクロネシア連邦、ナウル共和国、ニウエ、パラオ共和国、パプアニューギニア独立国、サモア独立国、ソロモン諸島、トンガ王国、ツバル、バヌアツ共和国に生きる人々を覚えて感謝を献げます。太平洋のこれらの島々に生きる民と文化の驚くべき多様性のゆえに。壮観な自然と海の生物のゆえに。これらの国々で教会が力強さ、忠実さにおいて存在感を持っていることのゆえに。気候変動が与えている影響に関する申し立てと証しのゆえに。それによって、70%以上が海に覆われているこの惑星で、すべての人間が同じ「船」に乗っていることを世界中の人々に思い出させられていることのゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。海面が上昇している中にあって、これら島嶼国を守る取り組みのために祈ります。地震、火山噴火、サイクロンの被害を受けた人々のために祈ります。核兵器実験、廃棄物投棄の影響に苦しんでいる人々のために祈ります。よい統治のため、ことに先住民の文化の保護のために祈ります。それによって、貧困、飢餓に苦しみ、教育を受ける機会がなく、生計を立てることが困難な人々が助けられますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
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