#10月7日以来、ガザの状況は悪化し続けています。世界で最も人口密度が高い土地の一つであるガザ地区へのイスラエルの集中的な空爆によって、11月13日時点で、子ども4千人以上を含む1万1千人以上のパレスチナ人が殺害されています。他に何千人もが瓦礫の下に埋まっている状態です。絶え間なく死者が出続けています。水、食料、医療品、燃料、電気が限られ、100万人以上が家を失った状態で、ガザはかつてないような公衆衛生上の危機に直面しています。伝染病の発生の危険も高まっています。240人のイスラエル人はガザで捕虜にされたままで、彼らの安全はますます不確かなものになっています。
神なる創造者よ、すべての失われた命を嘆き、祈ります。どうか飢える者たちにマナを降らせてください。キリストが5千人を食べさせた時のように、彼らの糧を増やしてください。主よ、水と正義を求めているすべての者たちの乾きを癒やしてください。どうかわたしたちの祈りが香のように天に昇っていきますように。苦しんでいる者たち、ことにガザの無力な人々を憐れみ、守ってください。おお主よ、この苦しみはいつまで続くのでしょうか。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#11月9日、サビール・エルサレム、アラブ・カトリック・スカウツ、聖ヴィンセント・ドゥ・ポール協会は、ロウソクを点し、現在の状況のために祈りを沈黙の内に献げる徹夜祈祷会を持ちました。テラ・サンクタ学校の中庭で行われ、少なくとも300人が参加しました。ピエルバティスタ・ピッツァベラ枢機卿も参加し、状況について短く話されました。また、11月10日、サビールは「解放神学の国を超えた連帯:パレスチナとその彼方」と題するウェビナーを開催しました。解放神学の間の国を超えた連帯と行動を育てることを目的としたものです。復活者キリストよ、日々の生活は絶望的な感情に支配されていますが、わたしたちは「主に信頼し、善を為します」。サビール・エルサレムのスタッフ、その仲間、そしてこれらのイベントを可能にするため役割を果たした多くの人たちの努力のゆえに主に感謝します。これらのイベントによって種が撒かれ、いつか育ちますように。未来の約束をその内に持つ撒かれた種に、あなたの霊が水やりをしてくださいますように。どうか聖霊が、正義と解放と平和のためのすべてのわたしたちの努力において働いてくださいますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#ガザ北部では、空爆が絶えることなく、戦闘は止まず、苦難の時が続いています。ガザ北部に住んでいた多くのパレスチナ人は家を追われ、難を逃れるために安全ではないルートで徒歩で南部に向かいました。この光景は1948年のナクバの痛ましい記憶を思い起こさせます。これは、ナクバが、過去の出来事ではなく、生活のすべてに影響を与え続けているシステムであることの証拠です。インマヌエルよ、あなたは幼子のときに命を狙われ、エジプトに難を逃れていかれました。あなたは苦しみを受け、酷い仕打ちを受けられた難民でした。主よ、あなたの大切なガザの子らは、家と土地を失うのはもう2度目、3度目です。どうか彼らを守り、憐れんでください。主よ、不信仰なわたしたちを助け、解放を与え、すべてのパレスチナ人難民が尊厳を持って家に帰ることができるようにしてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#11月8日、イスラエルの国会は反テロリズム法の修正を決議しました。この修正によって、「テロリストの物資を消費したこと」が新たな犯罪として加えられ、最長1年間の禁固刑が科せられることになりました。すでにイスラエルの市民権を持つパレスチナ人がこの修正が決議されることを見越して逮捕されています。イスラエルの市民権を持つ多くのパレスチナ人が解雇されたり、ガザで無辜の命が奪われていることに同情を示して暴力的な威嚇を受けたりしています。そうしたことに加えて、この法律によって苦しめられることになります。全能なる神よ、世の国々、メディア、機関は、恫喝によって、抑圧されている者たちの考え、意見をコントロールしようとします。しかし、主よ、あなたこそが最も高い権威を持っておられる方です。どうか表現の自由が守られますように。わたしたちがその自由を賢く行使し、どんな民に対しても暴力、差別、周縁化を行うことがありませんように。あなたが被抑圧者の苦しみを知り、その叫びに耳を傾ける方であることを信じます。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#週末にかけて、イスラエル軍は西岸地区で数多くの襲撃を行いました。とくにジェニンの難民キャンプが標的にされました。それに加えて西岸地区、とくにエリアCで、入植者による暴力事件が急増しています。そのために家を追われたパレスチナ人もいます。ほとんどすべての検問所が完全に閉鎖され、移動が制限されていて、西岸地区は全体として経済的、社会的に打撃を受けています。解放の神よ、相手への裁きを求めてやまなかったやもめのように、み前にまいります。西岸地区のすぺてのパレスチナ人、ことにひどい暴力を受けているジェニン難民キャンプの人々のために祈りをささげます。どうか家族を失った人々を慰め、怪我を負った人々を癒やしてください。主よ、残忍な占領と植民を終わらせ、西岸地区のパレスチナ人を解放してください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#11月7日、サビールとイスラエルの幾つかの団体で10月7日以来命を奪われたすべての人々のために沈黙の祈りをささげる時間を持ちました。愛する者を奪われたり、誘拐されたりしたパレスチナ人とイスラエル人が参列しました。また、11月10日、サビールはパレスチナの教会指導者たちの集いを開き、どのように応答するのが最もよいのかということを議論しました。誰をも排除されることがない神よ、今起きている悲劇に圧倒されている私たちですが、勇気をもって行動し、み国を証しする者とならなければならないことを存じております。主よ、聖霊を送って私たちを助け、正義、慈悲、解放、そして平和のために行動できるようにしてください。誘惑されたり、恐ろしくなった時には励まして、信仰において歩み、自分の十字架を負って従うことができるようにしてください。からし種ほどに小さな信仰でも山を動かすことができることを信じます。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう神よ、アオテアロア/ニュージーランド王国、オーストラリア連邦に生きる人々を覚えて感謝をささげます。これらの地と海の美しさのゆえに。人々が自然環境との間に享受している特別な関係のゆえに。先住諸民族が長く保ってきた独自性と文化的慣習のゆえに。先住諸民族が政治的影響力を持つようになっていることのゆえに。これらの国々の人々が新移民を歓待したことのゆえに。高度に世俗化した社会の無関心の中で、諸教会が教派を超えて共に証し、働いてきたことのゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。多宗教化、多文化化が進んでいる状況において、理解の架け橋を築くために、教会に想像力、手腕、実行力が与えられますように。貧しい人々、片隅に追いやられている人々、財産を奪われた人々、ことに先住諸民族の正義のために倦むことなく働く人々のために祈ります。これらの国々に難を逃れる場所、新しい生活を始める場所を求める人々のために祈ります。かれらを支え、助けている人々のために祈ります。破壊されやすい大地、海、自然資源が注意深く保護されますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
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