2013年が終わり、新しい年が始まる時にあたって、過ぎし1年に起きた出来事を思い起こします。数々の困難、悲劇、苦しみがまだ記憶に新たです。殊にシリア、イラク、エジプト、ガザのことを思います。しかし主よ、どうか日々与えてくださっている憐れみと恵みをわたしたちに思い起こさせてください。平和の約束を思い出させてください。それによって、この世の苦しみの中にあるわたしたちに励ましをお与えください。あなたは世に打ち勝たれた方だからです。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
主よ、社会の周縁に追いやられている人々、貧しい人々、土地や財産を奪われた人々を、どうか祝福してください。南スーダン、レバノン、シリア、そしてロシアの想像を絶する暴力の犠牲者たち、フィリピンや南アジアの自然災害に遭った人々、世界中の経済的不安に直面している人々を、どうか新しい年に、守り、祝福し、慰めをお与えください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
憐れみ深い神よ、来たる年はパレスチナとイスラエルにまたとないチャレンジと約束をもたらします。最終合意への圧力が高まる中で、イスラエルとパレスチナ自治政府は無益に思える交渉を続けています。しかし、わたしたちは、国連が2014年を「パレスチナ民衆と連帯する年」にすると宣言したことに励まされました。権力に対して進んで真実を語ろうとしている全ての人々、正義と平和のために立つ全ての人々を、どうか祝福してください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りをお聞きください。
新しい年に、サビールもまた、これまでにないチャレンジを経験することになります。ナイム・アティーク司祭がディレクターの役割から立場を変え、退職するためです。主よ、この移行を滞りなく進めさせ、わたしたちと友人たちがパレスチナにおける正義に向けて働き続けることができるようにしてください。平和を求めるわたしたちの祈りが成就するのを見させてください。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りをお聞きください。
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