Thursday, January 14, 2016

Japanese 14/1/2016

主よ、降誕節が来て、去っていきました。新たな可能性に満ちた新年が目の前にあります。しかし、パレスチナに生きる人々は、いかなる本物の変化のきざしも感じ取ることができないでいます。主よ、半世紀近くにもなる占領が、暴力に訴える抵抗を引き起こしています。ことにイスラエルによる占領という果てしなく続くトンネルの中で一筋の光も見いだせない青年たちの間で。愛する主よ、もう新しい月、新しい年です。どうかこの絶望のただ中にあるわたしたちに希望を与えてください。この暗闇のただ中に、み光を現してください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
正義の神よ、この地で平和への最大の障害となっているのは、イスラエル国が加速度的に進めている土地の押収と不法な入植地の拡張です。モシェ・ヤーロン国防相が、エルサレム南方にある教会が所有していた西岸地区の土地を、入植地グシュ・エツィオンに組み入れることを許可しました。これによって入植地が途切れなく結ばれ、西岸地区がさらに断片化されることになります。神よ、緊急に必要とされている平和的な政治解決を与え、この崩壊した国に正義を現してください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
憐れみ深い神よ、現在、イスラエル国軍の監獄に407人のパレスチナ人の子ども(12~17歳)が囚われています。これは昨年9月から138%の増加で、2009年3月以後で最大の数です。その内の5人は、容疑を知らされず、裁判も行われないまま、行政拘留されています。虐待と基本的人権の蹂躙の報告が続いていて、ユニセフが2013年に行った調査の通りであることが示されています。神よ、どうか子どもたちと共にあって、最後にはすべてがただあなただけに服するのだと分からせてやってください。神よ、これらの子どもたちを犠牲にしているこの耐えがたい状況をどうか終わらせてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
主よ、わたしたちは自分の人生に対して無力で、どうすることもできないように感じることがしばしばです。ムハンマド・アル=ケクの人生を見て、その思いを強くしています。彼はパレスチナ人のジャーナリストで、11月21日に逮捕され、6ヶ月の行政拘留を命じられました。容疑を明らかにされず、裁判も受けられないことに抗議して、49日間にわたってハンガーストライキをしていますが、急速に健康状態を悪くしています。主よ、あなたの民は、イスラエル国による占領からの解放を求め、叫びをあげています。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください

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