Thursday, April 14, 2016

Japanese 14/4/2016

# パレスチナ人が住むエルサレム南部ベイトサファファで、家の建設が差し止めになりました。イスラエル国の裁判所は、パレスチナ人が私有する土地での住居建設を認めない一方で、その近くでユダヤ人の建設業者が出した同様な申請はすぐに許可しています。この差別的扱いの理由を開示する請求は、安全保障上の理由で秘密にされなければならないという政治的理由で認められませんでした。
正義の神よ、ユダヤ人の隣人に比べてパレスチナ人が不公平な扱いを受けていることに対する、わたしたちの苛立ちと怒りをお受けください。一方の側だけに対する差別は明らかで苦痛です。どうか自分の土地に家を建てたいのに建てられないベイトサファファの住民と共にいてください。平和へと繋がる道を見いださせてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 国際的な非営利団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、勾留中のパレスチナ人の子どもたちに対するイスラエル国の警察による虐待を記録した報告書を発表しました。2015年10月以後、逮捕された子どもの数は劇的に増え、国際的な人道法に反して、逮捕の際に暴力や不必要な力が行使されたケース、保護者の立ち会いなしに尋問が行われたケースが多数ありました。
憐れみ深い神よ、正義と法の制度であるはずのものによって虐待を受けた子どもたちのための、わたしたちの嘆きをお聞きください。また、家族から引き離され、正当な裁判を受けることもできずに、話を聞かれることなく監獄に囚われている人々のための嘆きをお聞きください。どうか聖霊を送り、これらの苦しむ人々と共におらせ、この不正義が終わる日は来るという希望をお与えください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# パレスチナ人が住むラスカミスは、エルサレム市域の内に位置しながら分離壁によって分離されています。そのため、エルサレム市は、水道の配管、道路等の整備、ゴミの回収など、公共サービスの多くを提供していません。この状況を変えるため、パレスチナ人の若者たちが地域組織を作って、新しい道路を建設するために住民から53万1千ドルを集めました。
すべての人の神よ、成功裏に自らの手で事を運び、必要だった道路を建設できるようになったことを、ラスカミスの住民と共に祝います。どうか彼らの決意が、同じように不公平な状況で生きている他の人々への励ましとなりますように。また、これを見て、パレスチナの若者たちが自分たちが好ましい変化を起こす力を持っていることを知ることができるようにしてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 今週金曜日、サビールはベツレヘムで孤児院の子どもたちのために卵探しのイベントを行います。90人以上の子どもが参加する予定で、天気は予報では晴れて暖かくなるということです。この卵探しは、西方教会と東方教会のイースターの祝いの間に、ということで計画されました。
神よ、喜び、幸せを人生の中であまり経験してこなかった子どもたちと、それを分かつ機会を与えられたことを感謝します。どうか金曜日に参加する者たちと共にいて、それを政治的争いを忘れてイースターがもたらすよき知らせを喜ぶ時としてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
※ ラスカミスの状況への言及がある昨年のレポート(日本語)

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