先週、バチカンはパレスチナを国家として公式に承認する内容を含む二国間協定に合意しました。その数日後には、教皇フランシスコは二人の19世紀のパレスチナ人修道女を聖人として認定しました。近代に入って初めてのパレスチナ人の聖人です。主よ、この知らせがパレスチナの人々にもたらした希望と喜びのゆえに感謝します。また、神と社会への奉仕に人生を献げることへの励ましを彼女たちから与えられたことを感謝します。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください。
何千人もの若いイスラエル人が、「エルサレムの日」に毎年行われる「旗の行進」で、エルサレムの旧市街、イスラム教徒の居住区画を、歌い、踊りながら、練り歩きました。参加者のほとんどは、右派のイェシーバ(タルムードを学ぶ学校)に属する者たちです。この行進は1967年の六日間戦争で東エルサレムを占領し、後に合併したことを記念するものです。それは国際社会から全く認められていないことです。主よ、どうかイスラエルの指導者や右派グループが、エルサレムを「ユダヤ民族だけのものである」首都であると宣言してパレスチナに元々住んでいる人々に対する優越を示すのではなく、本当の正義に基づく平和を求めるようにさせてください。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください。
先週末、西岸地区で、イスラエル兵が子どもに「スカンク水」を浴びせているショッキングな写真を、ある写真家が撮りました。カフル・カダムで毎週行われている行進での出来事でした。主よ、イスラエル国の軍事力の下で危険で非人間的な情況に生きているパレスチナの人々、ことに子どもたちのために祈ります。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください。
主よ、今週行われるサビールのプログラムのために祈ります。サビール・エルサレムとサビール・ナザレが共同してエルサレムで行う青年の教育旅行のために祈ります。また、サビールの創立者であり、パレスチナ解放神学の父であるナイム・アティーク司祭を引率者として2015年11月に行われる<聖地の現実を見る旅>の計画への祝福を祈り求めます。主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください。
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