# 火曜日は国連が定める<世界水の日>でした。これは生活と仕事における水の大切さを覚える日で、水に関連した問題について啓発活動が行われます。世界教会協議会(WCC)も、2008年以来、この大斎節に水についての省察を呼びかけていて、今年は中東、特にパレスチナにおける水の問題に焦点を当てています。7週間にわたって世界の諸教会はパレスチナにおける平和と正義と水の利用について、黙想し、祈ってきました。
※ Seven Weeks for Water 2016 – http://water.oikoumene.org/en/whatwedo/seven-weeks-for-water/2016/
創造者である神よ、水を利用する権利についての世界各地における不平等と不正義に関して啓発活動に取り組む諸団体と共にいてください。これらの団体がその働きなしには学ぶことが決してないであろう人々に真実を伝えることができるようにしてください。また、わたしたちを助けて、すべての人が水を利用できるように力を合わせることができるようにしてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# パレスチナにおける聖週は教会暦で最も大切な時です。この地におけるキリストの旅を記念して、多くの礼拝、行列、特別な伝統が守られます。しかし、多くのパレスチナ人クリスチャンは、エルサレムに入る許可証の発行を拒まれ、それらの行事に参加できません。教会生活における最も聖なる日々を、キリストの体の他の部分から隔てられて祝わねばならないのです。
主よ、大斎節の終わりに近づき、間もなくイースターを迎えることを嬉しく思います。しかし、友人や家族から壁の反対側に隔てられているために、キリストのご復活の喜びを曇りなしに感じることは困難です。死の縄目を砕いてキリストを命によみがえらせられたように、どうかイスラエル国による占領の縄目を砕き、この地に平和をもたらしてください。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# ガザに住むパレスチナ人女性、ヒバ・シャラファは無邪気な夢を持っていました。学校の先生になることです。彼女はダウン症をもって生まれたために、この夢の実現は容易ではありませんでした。しかし、長い年月をかけ、懸命に努力した結果、ヒバはダウン症をもつ人としてガザで最初の教師になりました。彼女は知的障害、発達障害を持つ子どもたちのために働いています。
恵み深い神よ、多くの障害にも挫けることのないヒバの教育への献身とそのための忍耐のゆえに、あなたに感謝を献げます。どうか彼女の例が他の人々の模範となり、夢を実現する励ましとなりますように。
主よ、御憐れみにより、わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 日曜日、米国の副大統領ジョー・バイデンはイエスラエル国に対して二国家解決案へのコミットメントを守るよう再び呼びかけました。彼は、入植地の拡大と土地の押収はパレスチナの国家樹立の希望を急速に破壊しており、イスラエル国が平和樹立を望んでいないしるしである、事態は一国家解決に向かっているがそれは危険な結果を招くであろう、と述べました。
正義の神よ、違法な入植地建設がこの地域とパレスチナの人々に与えている打撃を世界の人々が理解し始めていることを感謝します。わたしたちはなお、二国家解決案への希望が無駄でないことを示すしるしを待っています。しばしば絶望に圧倒されそうになります。和平交渉は行き詰まったままです。どうかこの紛争の中に、あなたの臨在と光をお送りください。わたしたちを助け、歩み続けるために必要な希望を見つけることができるようにしてください
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