主よ、マアルーラから誘拐された修道女たちが解放されたことのゆえに、あなたを賛美します。シリア内戦が4年目に入ります。どうかシリアのすべての人々を守り、地域全体に平和をもたらしてください。つい最近あったヤブルードをめぐる戦闘とレバノンのベッカ峡谷での爆撃で、わたしたちはあらためて中東のすべての人々があなたの憐れみと恵みを必要としていることに気づきました。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りをお聞きください。
今週はじめ、アッバス大統領が米国の政治指導者たちと長時間にわたる会談を持ちました。和平交渉はぎりぎりのところに来ています。先週に引き続き、祈ります。どうかこれらの指導者たちに真実の側に立つ勇気を与えてください。どうかあなたのまことをもって、パレスチナとイスラエルの人々に正義に立つ平和をもたらしてください。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りをお聞きください。
ガザの状況は再び絶望的になっています。イスラエルが空爆を行い、燃料の輸入を阻み、またUNRWA(国際連合パレスチナ難民救済事業機関)が食糧援助をカットしたため、ガザの人々は残酷に痛めつけられています。彼らはただ尊厳と自由を保って生きることを望みとしているのです。恵み深い神よ、あなたのまことは絶えることがありません。どうか封鎖を解き、ガザの人々に必要な物資の援助を与え、わたしたちが状況を改善できるように道を開いてください。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りをお聞きください。
主よ、どうかサビールのプログラムに祝福を与え続けてください。先週行った映画『石は叫びだす』の上映会がたくさんの人で賑わい、成功したことのゆえに、あなたを讃えます。今週予定されているサビール・ナザレとマハソム・ウォッチの会合、サビール・エルサレムの女性のレントのプログラムを祝福してください。また、北米サビールの友の会議の成功のために祈ります。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りをお聞きください。
※ マアルーラは、ダマスカスから北に約60kmの場所にある、アラム語を話す人々が現存するクリスチャンの村で、昨年9月、反政府軍が押し入って、住民の多くが難民化して流出しました。12月にはマアルーラの聖テクラ修道院からギリシア正教会の修道女12,3人が反政府軍によって連れ去られました。当初は、反政府軍は「保護のため」と称していましたが、その後、捕虜交換のための人質にされていることが明らかになっていました。修道女の多くはレバノン人で、今回の解放は、シリア政府、レバノン政府が、反政府軍の後盾になっているカタール政府と交渉した結果、実現したようです。
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