Japanese 8/5/2014

主よ、イスラエル政府はイスラエルを「ユダヤ国家」と認めるようにとパレスチナ人に呼びかけています。また基本法を修正して、イスラエルを「排他的にユダヤ民族のものである民族国家」と言い表しました。このことと、キリスト教徒であれイスラム教徒であれ全てのアラブ人に国を出て行くことを求めるイスラエル人過激主義者たちによる「プライス・タグ」攻撃の増加との間に(*)、わたしたちは繋がりを見ざるをえません。彼らによる暴力的な襲撃や殺しの脅迫、憎しみに満ちた言葉は、解放をもたらすあなたの恵みを世界がいかに切に必要としているかを思わせます。わたしたちは、正義に立ち、すべての人の尊厳が守られる和解を渇望しています。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りを聞き入れてください。

今週、イスラエルの人々は1948年のイスラエル国建国を祝います。しかし、中東をはじめ世界各地に散らばるパレスチナ人にとって、それは今日まで続く土地と権利の破局的な横奪を思い起こさせるものです。その痛みに満ちた経験と記憶の中で、わたしたちはあなたの正義とまことはとこしえであるという知識により頼みます。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りを聞き入れてください。

先月、300人以上の少女たちがナイジェリア東北部にある学校から誘拐されました。いまだに276人が行方不明です。憐れみの神よ、どうかこれらの少女たちを守り、家族の下へとお戻しください。ナイジェリア政府と地域の共同体が力を合わせて全ての少女を見つけ出すことができるようにしてください。どうか行方が分からない少女たちの家族を慰め、子どもを捜し続ける力をお与えください。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りを聞き入れてください。

恵みの神よ、どうかサビールのプログラムと働きを祝福してください。エルサレムで学校と提携して行っているプログラム、青年のプログラム、女性たちの集い、サビール・ナザレを訪問する予定のグループを祝福してください。主よ、御憐れみにより、私たちの祈りを聞き入れてください。

(*)「プライス・タグ」：パレスチナへの入植活動を妨げる行為に対して「代価」を支払わせるという趣旨の、過激な入植者たちを中心とした運動。キリスト教、イスラム教の宗教施設や、パレスチナ人の家、車などへの落書きや破壊行為を主とする。時にはイスラエル政府、軍に対しても攻撃を行っている。