Thursday, February 28, 2019

Japanese February 28-2019

※ この「祈りの波」は、毎週木曜日の正午、東エルサレムのサビール・エキュメニカル解放神学センターの祈祷会でささげられている嘆願です。名称には祈りが波のように世界中に広がるようにという願いが込められています。
#2019年2月22日金曜日、第48回目となった「帰還大行進」で、大半が平和的に抗議していたパレスチナ人の参加者に向かってイスラエル軍は過剰な暴力をふるい、15歳の少年を殺害し、115人の市民を負傷させました。その中には16人の子ども、10人の女性、1人のジャーナリストが含まれます。12歳の少年を含む3人の負傷者は深刻な容態です。
主よ、どうか抗議活動をしているパレスチナの人々の安全を守りください。かれらが非暴力主義を貫くことができるようにしてください。負傷した人々が速やかに回復できますように。嘆く家族が慰めを見いだすことができますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#2月22日金曜日、アル=アクサ・モスク境内地東端にあるアル=ラフマ門(「憐れみの門」と呼ばれる大きな建物)が、パレスチナ人礼拝者たちによって開かれました。イスラム遺産委員会の本部として使われていたこの建物は、2003年にイスラエル当局によって政治活動に使われているという理由で閉鎖され、2017年にイスラエルの裁判所から閉鎖の継続を命じられていました。イスラエル当局は、高位聖職者の立ち入りを1週間禁じました。
主よ、エルサレムの町に平和と秩序をお与えください。占領しているイスラエルの当局が、そのすべての住民が妨げられることなく各々の聖所で礼拝をささげる権利を尊重しますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#パレスチナ人及び諸外国から来た人々がイブラヒミ・モスク(アブラハム、サラ、イサク、リベカ、ヤコブ、レアの6人が埋葬されているマクペラの洞穴)で起きた虐殺事件を記念するため(1994年2月25日、ユダヤ人のバルーフ・ゴールドシュテインがモスクに入り、礼拝していた29人を殺害し、他に125人を負傷させた)、またこの虐殺事件を受けて置かれた外国からの監視団をイスラエル当局がヘブロンから追い出したことに抗議するために集まりました。抗議は平和的に行われましたが、ヘブロンが分断され、緊張状態にあって、軍が動員されている状況下にあることが浮き彫りにされました。
主よ、虐殺で命を失った人々のことを覚えます。どうかヘブロンに正義と平和をお与えください。抗議する者、記録する者、不正義について論じる者が、その仕事を妨げられないようにしてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
# ヘブロン旧市街にある小学校の境内地と建物内にイスラエル軍が催涙弾を打ち込み、30人のパレスチナ人の子どもたちが呼吸困難に陥りました。1人の子どもは重症で、治療のために病院に運ばれました。
主よ、ヘブロンに住むパレスチナ人のために祈ります。ことに、嫌がらせと暴力を毎日受けている子どもたちのために祈ります。催涙ガスの影響は長期的に見て健康に深刻な被害を及ぼしかねません。どうかイスラエル軍が催涙弾を使うのを止めますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
# ヘブロン南部タラミで、イスラエル人入植者たちがパレスチナ人の羊飼いたちを襲撃しました。入植者たちは占領軍に守られながら羊飼いたちに殴打を繰り返しました。
主よ、家畜と土地を守ろうとしているパレスチナ人のために祈ります。どうか入植者の襲撃が止みますように。イスラエル当局がそれに加担することを止めますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
# 日曜日、17年間監獄に入れられていたパレスチナ人の囚人、アベド・アル=ラーマン・カリル・マフムード、38歳を釈放しました。しかし、釈放にあたって、理由の説明なしに、彼は家族の住む東エルサレム・イッサウィヤ地区に入ることを禁止されました。
主よ、どうかアベドのような元囚人が家族や地域の人々との生活を回復できますように。かれらの得た自由が、正義を求める非暴力行動の波を引き起こしますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#今週、非暴力行動クミ・ナウは、ヘブロンを拠点とする「入植地に反対する青年(YAS)」の働きに焦点を当てます。2008年に結成されたこのグループは、パレスチナの若者たちがメディアや提言活動によってイスラエルによるヘブロンの占領に抵抗できるように助けています。ヘブロンには隣接して二つの大きな入植地があります。国際法に違反するものです。
主よ、YASの働きのために祈ります。かれらは占領下の生活で日々経験している暴力、抑圧に立ち向かうことができるように、ヘブロンに住むパレスチナの若者たちを助けています。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう
神よ、ベルギー王国、ルクセンブルク大公国、オランダに生きる人々を覚えて、感謝をささげます。これらの国の政治家が欧州統合のために果たした重要な役割のゆえに。これらの国の人々が環境、経済、文化に関する諸問題の創造的解決を先導してきたことのゆえに。これらの国の教会が、種々の壁を乗り越え、すべての人が豊かに生きることができるように手を差しのべてきたことのゆえに。エキュメニカル運動へのこの地域の貢献と支持のゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。人々を分断している、文化的、言語的、政治的な壁と疑念が乗り越えられますように。これらの国々で、また世界中で、寛容と連帯が広まりますように。植民地支配と経済的利益の探求が遺したものを覚えて祈ります。疎外され、片隅に追いやられている移民のために祈ります。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください
※ 困窮している人々のための祈り
愛する神よ、多くの困窮している人がいます
この世に生きる誰もと同じように、難民は生きる場所が必要です
あたたかな寝る場所、食糧、衣服が必要です
体を洗い、服を洗濯できることが必要です
愛する神よ、これらが必要なことをあなたはご存知です
しかし、何にも増して、気遣う人が必要です
愛を、希望を、未来を分かち合う人が必要です
人間は必要とされることを必要とします
愛する神よ、誰もが必要なもののあることをあなたはご存知です
来て、助けてください アーメン

No comments:

Post a Comment