Wednesday, June 5, 2019

Japanese June 6-2019


この「祈りの波」は、毎週木曜日の正午、東エルサレムのサビール・エキュメニカル解放神学センターの祈祷会でささげられている嘆願です。名称には祈りが波のように世界中に広がるようにという願いが込められています。

531日金曜日、「帰還の権利と封鎖解除を求める大行進」がガザとイスラエルの境界線で行われました。その日はたまたまラマダンの最後の金曜日に毎年記念されている国際クッズ(エルサレム)・デイでもありました。イスラエル軍の実弾射撃を受けて、1人の子どもを含む少なくとも7人のパレスチナ人が負傷しました。

愛する主よ、抗議活動をしていて負傷した人々のために祈ります。帰還の権利を求めて抗議を続けているガザの人々のために祈ります。生活を維持できなくしている12年続くガザの封鎖が止むことを求めて祈ります。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

#今週、非暴力行動クミ・ナウは、ベツレヘムにあるパレスチナ自然史博物館と生物多様性持続性研究所の働きを覚えます。これらは2014年に設立され、パレスチナの自然環境の研究と保護を目的とするプロジェクトを行っています。

主よ、パレスチナ自然史博物館と生物多様性持続性研究所の働きのために祈ります。大地とそれによって支えられている命を守ろうとしている人々のゆえに感謝します。どうか彼らの努力を通して、もっと持続可能な仕方で資源を使うことができるような在り方が見いだされますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

#今週、パレスチナ、イスラエル、そして世界中のイスラム教徒の兄弟姉妹は、ラマダンの終わりを記念するイド・アル=フィトルを祝います。

主よ、どうかこの時がそれを祝うすべての人にとって特別な時となりますように。移動を妨げられることなく、家族、友人との分かち合いの機会を持つことができますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

#日曜日、サビールは女性たちによる占領下ゴラン高原への連帯訪問を行いました。訪問団は、ゴラン高原にある小さなキリスト教の共同体と共に礼拝を献げ、人々の生きている現実を知り、友情を育てました。

主よ、サビールの活動の企画に参加している多くの女性たちの前向きの姿勢、エネルギー、熱意のゆえに感謝します。シリア・ゴラン高原に生きる人々のために祈ります。かれらはイスラエルによって住んでいた土地を追われ、軍事占領下に生きています。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

529日水曜日、ベンヤミン・ネタニヤフが議会で多数派となる連合をつくることができなかったことを受けて、イスラエルの国会、クネセットが解散を決議しました。そのため、917日に2回目となる選挙が行われることになります。それはネタニヤフが数々の腐敗の容疑で法廷に出る予定のわずか2週間前です。

主よ、どうかクネセットのメンバーに選ばれる者たちがイスラエルのすべての市民を代表し、職務を尊敬すべき奉仕をもって全うしますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

62日日曜日、イスラエルは1967年戦争で東エルサレムを占領したことを記念するエルサレム・デイを祝いました。イスラエルの極右の若者たちが、キリスト教とイスラム教を排撃するスローガンを唱え、エルサレムはイスラエルの分断すべからざる首都であると主張しながら、旧市街からダマスカス門まで行進しました。また、ユダヤ教徒が祈りのためにアル=アクサ・モスクの境内地に押し入って、衝突が起こりました。それは特にラマダンの終わりの時期には禁じられていることです。


主よ、どうかイスラエルの権力を持つ者たちが国際法を認めなければ平和も正義もないことを理解するようになりますように。すべての宗教の人々に、妨げられたり、暴力を受けたりする恐れなく、各々の聖所に共に集い、祈る平和をお与えください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

20191月に東エルサレムのマナセ病院で生まれた三つ子の中で、シャフドは唯一生きながらえました。母親は赤ちゃんを病院に残して、亡くなった子どもたちの葬儀のためにガザに帰りましたが、その後、イスラエルの許可証制度のために病院に戻ることができませんでした。6ヶ月後の528日火曜日、やっと赤ちゃんのところに戻ることができました。

愛する主よ、パレスチナの子どもたちのために祈ります。両親が許可証の発行を拒まれるため、かれらはひとり病院で難しい治療を受けなければなりません。どうかこの非人間的な政策が取り消され、家族が病院で子どもたちを支えることができるようにしてください。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう

神よ、レソト王国、ナミビア共和国、南アフリカ共和国、スワジランド王国に生きる人々を覚えて感謝をささげます。この地域の植物と動物の豊かな多様性、豊富な鉱物資源のゆえに。アパルトヘイトの時代に世界中の教会が忠実に証しを立てたことのゆえに。また、その後、異なる人種、生活様式の人々が共に生きるようになったことのゆえに。過去に行われた残虐行為に癒やしをもたらすための、真実と和解委員会、その他の機関の働きのゆえに。南アフリカでHIV/AIDSを患うすべての人が抗レトロウィルス薬を利用できるようになっていることのゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。資源が、経済的利益のために搾取されず、すべての人の益とするために保護されますように。これらの国々で、あらゆる次元で、もっと民主的で、透明性のある統治が行われますように。レイプ、性的暴力、その他の犯罪について、効果ある取り組みがなされますように。難民が歓待されるように、適切な予算が取られ、人々の態度が変わりますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

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