11月14日、カイロス・パレスチナは第二のカイロス文書「虐殺の時代にあっての信仰」を発表した。この新たなカイロス文書は、虐殺、民族浄化、入植者による植民地主義が横行する中、パレスチナのクリスチャンが世界の教会に向けて発する新たな訴えかけである。数多くの重要なテーマの中でも、希望こそが権力に屈しない抵抗と命が死を超越する証しであると提唱することを、文書は強調している。
解放者キリストよ、聖地における先住クリスチャンたちの揺るぎない証しを通して、私たちは使徒パウロの言葉を思い起こします。「私たちは四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打倒されても滅ぼされない。」(コリントの信徒への手紙二 4:8-10)(新共同訳)と。
今日こんにち私たちのカイロス(時とき)を見極めるにあたり、新たなカイロス文書が宣言する解放の神学を体現させてください。「入植者による植民地主義とジェノサイド」という構造的罪を名指しし解体する勇気をお与えください。世界の教会が希望とスムド(不屈の精神)、連帯の召命に応えることができますように。
主よ、御憐れみにより…私たちの祈りをお聞きください。
停戦発表にもかかわらず、ガザでの殺戮は止んでいない。援助物資の封鎖に加え、イスラエルはハン・ユニス、ベイト・ラヒア、そしてガザ全域で空爆と家屋破壊を実行している。冬の季節が迫る中、多くの人々が病気、飢餓、寒さなどにより、じわじわと苦しみながら死ぬという残忍な死の危険にさらされている。
聖なる神よ、終わりのない死を目の当たりにするとき、私たちは詩編作者の言葉を胸に刻みます。「昼も夜も涙が私の糧となった。人々は一日中私に言う。『お前の神はどこにいるのか』と」 (詩編42:3)。私たちは断言します。
あなたは今も瓦礫の下に、苦しむ人々と共に、悲嘆に暮れる家族と共に、おられます。帝国の偽りの約束に惑わされることなく、むしろ抑圧された人々の声に耳を傾ける力を与えてください。すべてが贖われるその日まで、ガザの人々のため、私たちの献身と行動を強めてください。
主よ、御憐れみにより…私たちの祈りをお聞きください。
イスラエル議会は最近、「民族主義的動機でユダヤ系イスラエル人を殺害した罪で有罪判決を受けたパレスチナ人及び個人に対する死刑適用範囲を拡大する法案」を議会通過させる準備として次のステップに進めた。極右のイタマル・ベン・グヴィル大臣が主導する死刑法案は、39票対16票で第一読会を通過した。今後は第二読会・第三読会に先立ち、議会委員会でさらなる審議と準備が行われる。
注:読会(どっかい)制。議会の本会議で議案審議を行うため、法案を朗読してから審議する。通常三段階の審議方法(読会)がとられる。イギリスの先例にならった制度でアメリカや西欧諸国の多くで採用。
囚われの民の神よ、この知らせを嘆き、正義を叫び求めます。平和をもたらすのは暴力と恐怖ではなく、正義と公正であると、権力者たちが悟りますように!復讐の連鎖がさらなる苦しみを生むだけだと、彼らの目を開かせてください。
主よ、御憐れみにより…私たちの祈りをお聞きください。
注:捕囚は「バビロンの捕囚」を連想します。「とらわれる」には漢字が2つあります。「逮捕の捕」と「囚人の囚」、
なんとなく「囚われの民」のほうがパレスチナの人々のおかれている状況に合うように思います。
エルサレムのルター派教会「贖い主教会」で行われた最近の宗教改革記念日礼拝で、「ヨルダン・聖地福音ルーテル教会」のサニ・イブラヒム・アザール司教が、パレスチナ人の苦難について率直に語り、「2年にわたるジェノサイド」と彼が表現した、追放や軍事支配下にある日々の制限のさなかで「宗教改革」とは何を意味するのかを問いかけた。この発言を受け、出席していた多くのドイツ人教会関係者や政治家が退席。司教が指摘したガザの現状ではなく、司教の発言そのものを非難した。
疎外された人々の神よ、西欧の教会が、帝国の暴力を止めることよりも預言的な声を取り締まることに固執し続けている共犯関係を私たちは嘆きます。抑圧された者たちへの連帯と声を強めることで、教会の沈黙に立ち向かう力を与えてください。世界の指導者たちが真に悔い改め、聖地に正義と平和をもたらす使命をあらためて心に刻んでくれることを祈ります。
主よ、御憐れみにより…私たちの祈りをお聞きください。
オーストラリア・サビール友の会をはじめとする複数の団体は、ミトリ・ラーヘブ牧師を招き、「パレスチナの植民地からの解放」と、「聖書が武器としてシオニスト入植者の植民地主義に利用されていること」をテーマとしたイベントを最近共催しました。イベントの録画はパレスチナ正義運動のYouTubeチャンネルでご覧いただけます。
希望の神よ、苦しむ人々と連帯しようと、自分たちのコミュニティーを組織し続け、声を上げている世界中の人々に感謝します。これらのイベントを通して、私たちの正義と平和を求める闘いが伝えられ、認識が向上し続けるように祈ります。
主よ、御憐れみにより…私たちの祈りをお聞きください。
世界教会協議会(WCC)に連なり祈りましょう。アオテアロア・ニュージーランドとオーストラリアに住む人々を覚えます。特に、差別、抹消、人種差別を今も経験し続けているニュージーランドとオーストラリアの先住民族のために祈ります。
注:「抹消」:英国による植民地政策として行われていた、先住民の文化、言語の否定や排除、歴史の歪曲などのことを総称していると思われます。
神よ:
〇 アオテアロア・ニュージーランドとオーストラリアの大地と水辺の美しさ、そして人々が自然環境と築く特別な関係性のゆえに感謝します。
〇 先住民族が長く守り続けてきたアイデンティティと文化的慣習のゆえに、また彼らの政治的発言力が拡大してきたことのゆえに
〇 人々が新たな移民を温かく迎え入れたことのゆえに
〇 教会が、特に高度に世俗化された社会における無関心の課題の中でも、エキュメニカルに共に証しし協力してきたことのゆえに感謝します
神よ、私たちの歎願をお聞きください:
〇 教会が、ますます多宗教・多文化化する状況の中で理解の架け橋を築くための想像力、技能、エネルギーを持つことができますように
〇 貧しい人々、疎外された人々、権利を奪われた人々、特に先住民族のための正義の問題に
たゆまぬ努力を捧げる人々が守られますように
〇 これらの国々で避難所や新たな生活を求める人々、また彼らを支え、支援する人々が守られますように
〇 壊れやすい大地、海、資源が慎重に守られますように
主よ、御憐れみにより…私たちの祈りをお聞きください。
AI翻訳に基づく 監修・校正 岩浅明子 翻訳補佐 吉村啓子
No comments:
Post a Comment