Sunday, May 5, 2019

Japanese April 2-2019


この「祈りの波」は、毎週木曜日の正午、東エルサレムのサビール・エキュメニカル解放神学センターの祈祷会でささげられている嘆願です。名称には祈りが波のように世界中に広がるようにという願いが込められています。

426日、ガザ地区東部で、第56回目の帰還の権利と封鎖解除を求める大行進が行われた金曜日、イスラエル軍は平和的に抗議している者たちに過剰な武力を行使し、37人の子ども、3人の女性、4人の救急隊員、1人のジャーナリストを含む110人の市民を負傷させました。内2人は重傷です。

主よ、抗議活動で負傷したすべての人々のために祈ります。どうか正義に立つ平和が交渉によって合意され、平和がもたらされ、ガザの難民に帰還の権利を得ますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

#今週の非暴力行動クミ・ナウは、「発展と報道の自由のためのパレスチナセンター(MADA)」の働きに焦点を当てます。パレスチナのジャーナリストは常に検閲や暴力に脅かされています。ラマラを拠点とするMADAは、パレスチナ全域のジャーナリストと共に、言論の自由、報道の自由を守るために働いています。

主よ、MADAの働きのゆえに感謝します。どれだけ穏やかならざる内容であろうとも真実を明らかにしようとする人々にMADAが与えている保護と励ましのゆえに感謝します。主よ、「すべて真実なこと、すべて気高いこと、すべて正しいこと」(フィリピの信徒の手紙4:8)を考え、行うように、わたしたちを導いてください。どうかパレスチナの真実が、占領しているイスラエル当局によってもみ消されませんように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

51日は、パレスチナで労働者の日として祝日になっています。日々、西岸地区全域で、パレスチナの労働者は少ない賃金しかもらえない仕事でイスラエルに入るため、検問所で何時間も待たされています。イスラエルの許可証制度のもと、西岸地区のパレスチナ人は入手困難な許可証がなければ東エルサレムやイスラエル領に入ることができません。

主よ、家族を養うために仕事をするため、検問所で混み合った中を長時間待たなければならないパレスチナ人のために祈ります。どうかこの非人道的な政策がなくなりますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

427日の記念日に、国会議員たちがイスラエル政府にアルメニア人大虐殺を認めるように呼びかけました。アルメニア人大虐殺は1915年、オスマン帝国が150万人のアルメニア人を虐殺して始まりました。何千人ものアルメニア人がアラブ諸国に逃げ、エルサレムを含む多くの土地に移住しました。30の国々がこの大虐殺を認めています。しかし、イスラエルはアルメニアと紛争状態にあるアゼルバイジャンと強固な同盟関係を結んでいるために認めることはなさそうです。

主よ、エルサレムやパレスチナ各地に住むアルメニア系パレスチナ人の兄弟姉妹のために祈ります。恐ろしい虐殺の体験を悲しみの内に思い起こしているかれらのために祈ります。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

418日木曜日、16歳のパレスチナ人の羊飼いオサマ・ハジャジェがイスラエル兵に両足を撃たれ、重傷を負って入院しています。彼は、イスラエル兵に目隠しされ、両手を背中で縛られて、立ち上がろうとしたところを撃たれました。この時、10代の少年たちが村の周りの道路の封鎖に抗議して、軍の車両に向かって石を投げたりしていましたが、オサマはその中の1人であったことを否定しています。

愛する主よ、どうかオサマの重い傷が癒され、再び歩けますように。イスラエル軍が無防備なパレスチナ人に向かって無差別に実弾射撃することをやめますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

52日木曜日、サビールの友・北米(FOSSA)は、「愛を論理として~パレスチナ人クリスチャンの呼びかけに耳を傾ける」と題して、オンライン会議を開催します。パレスチナの政治的状況について、またカイロスが呼びかけている515日の行動について、またカイロス文書の10周年についてパレスチナ人クリスチャンが話し合うのを聞く機会となります。タレク・アブアタ(FOSSA)の司会で、ムナ・ムシャワール(パレスチナ・キリスト教団体連合)、リファット・カシス(カイロス・パレスチナ)、オマール・ハラミ(サビール・エルサレム)等が参加します。

主よ、このイベントのために祈ります。どうか実り多い議論が行われ、パレスチナ人に励ましとなるような今後の道が見いだされますように。また、その世界中の友に、連帯と支援を示す道が見いだされますように。主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください

#世界教会協議会(WCC)に連なって祈りましょう

神よ、アフガニスタン・イスラム共和国、カザフスタン共和国、キルギス共和国、モンゴル国、タジキスタン共和国、トルクメニスタン、ウズベキスタン共和国に生きる人々を覚えて、感謝をささげます。中央アジアの国々のどこまでも続く山々、草原、砂漠の広がりのゆえに。この地域の豊かな自然資源のゆえに。驚くほどの民族的多様性のゆえに。近代化に直面しつつも何世紀も保たれてきた文化的伝統、慣習のゆえに。ごく少数の集団であるにもかかわらず、勇敢に福音を証しし、み言葉に従って生きているキリスト者たちのゆえに
。危険があるにもかかわらず、自らのいのちをかけて他者に奉仕している人々のゆえに。憐れみ深い主よ、わたしたちの嘆願をお聞きください。どうか部族主義、伝統主義、近代化にかかわる衝突が止みますように。どうか弾圧と暴力が止みますように。貧困と抑圧的な支配に苦しむ人々のために祈ります。
人間によって汚染されてきた大地、大気、水のために祈ります。イスラム教徒とキリスト教徒のよい関係のために祈ります。
主よ、御憐れみにより/わたしたちの祈りを聞き入れてください


No comments:

Post a Comment